▲ 試演会に使用されたSuper-TIG溶接装備
(株)トンファエンテックは、12月11日(金)にファジョン工場の4bayでキム·ガンヒ会長、キム·ドンゴン代表取締役、スーパーティーグウェルディングのチョ·サンミョン教授をはじめ、社内関係者などが出席した中で、Super-TIG溶接の試演会を開催しました。
この試演会では縦の溶接部と周囲の溶接部に対してSuper-TIG溶接装備を利用して自動溶接を行いました。
Super-TIG溶接は従来の手動TIG溶接の技術的限界である低い生産性を克服するために開発された新しい溶接工程です。
▲ Super-TIG溶接模式図及びC型溶加材の形状
手動TIG溶接の生産性増加のため、電流及びWire送給の速度を増加させると、アンダーカット及びハンピングビードなど溶接の欠陥が発生しますが、Super-TIG溶接の場合、3~10mmという幅の広いC型溶加材を使用し、3~8mmの長いアーク長と大電流を利用してアンダーカットやハンピングビードのない、高い溶着速度の溶接技術です。
▲ Super-TIG溶接の表面ビード及び裏面ビード
Super-TIG溶接の場合、今まで初層裏面ビードを除いた溶着(溶接金属を埋め込む)のための工程にのみ適用してきたが、本試演会では初層外の溶着だけでなく、健全な初層裏面ビード形成の可能性も確認できましたので、非常に有意義な試演でした。
今後、より安定的な溶接条件を開発し、さらに現場に合わせて装備を改造することにより、初層から終層までSuper-TIGを利用した、高生産性の自動溶接も可能になると期待されています。
今回のSuper-TIG溶接自動化を皮切りに(株)トンファエンテックは、自動化機器の開発および設置に取り組み、業務効率性の向上を目指していきます。